研究課題/領域番号 |
17K11311
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 千葉大学 (2019-2021) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2017-2018) |
研究代表者 |
植原 貴史 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (70568659)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 卵巣癌 / マイクロRNA / 予後 / 化学療法 / 手術 / 化学療法抵抗性 / 薬剤感受性 / エクソソーム |
研究成果の概要 |
プラチナ製剤とタキサン製剤併用療法による術前化学療法を行った進行期卵巣高異型度漿液性癌患者で、治療前臨床因子と血清miRNAプロファイルの組み合わせによる予後予測の可能性、および治療前・治療中・治療後の血清miRNAプロファイルの変化による予後予測の可能性を検討した。 また、進行期卵巣高異型度漿液性癌患者のうち初回減量手術を行った患者と術前化学療法を行った患者から傾向スコアマッチングで選択した患者で、治療前血清miRNAプロファイルによりそれぞれの治療法による予後予測の可能性を検討し、予後因子とされた治療前血清miRNAを用いた生存割合の計算により予後良好となる初回治療法選択の可能性を検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行期卵巣高異型度漿液性癌に対してはプラチナ製剤とタキサン製剤を併用した殺細胞性抗がん薬治療が長らく標準治療であった。個別化医療が進み、進行期卵巣癌でもPARP阻害薬の導入には遺伝子診断が用いられるが、従来の殺細胞性抗がん薬と手術による集学的治療における個別化医療は行われていなかった。今回の研究では、血液検査により血清miRNAプロファイルを調べることで予後の予測が可能かを検討し、個別の患者で予後がより良好となる治療法の選択が可能かを検討した。血液検査による個別化医療が従来の進行期卵巣癌治療においても可能であるかどうかを調べることで、進行期卵巣癌の予後改善につながるかを検討した。
|