研究課題/領域番号 |
17K11348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
加我 君孝 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 名誉臨床研究センター長 又はセンター長 (80082238)
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研究分担者 |
南 修司郎 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 医師 (00399544)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 両耳聴 / 人工内耳 / 方向感 / 時間差 / 音圧差 / 医療・福祉 / 外科 |
研究成果の概要 |
両側とも人工内耳を使うbinaural hearingによって得られる聴空間について、脳の統合作用の視点から先天聾と後天聾の両耳聴の脳の可塑性の違いを明らかにすべく取り組んだ。 両耳人工内耳埋込術症例のうち先天性難聴群4例、後天性難聴群11例について、両耳分離能検査と両耳融合能検査を実施し両耳聴が実現されているか研究した結果、先天性群は後天性群に比べ方向感能力の獲得にはハンディがあることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、両耳人工内耳によって後天例では両耳分離能も両耳融合能も成立することを明らかにした意義がある。方向感検査でも時間差も音圧差も実現できることが明らかになった。しかし、先天聾の例では、後天例と比較すると方向感検査が時間差のみが実現できなかった。これは両耳聴の体験がなかったために習得が困難であったと考えられる。先天例の両側人工内耳埋込術は早期に実施する必要がある点を明らかにしたことは社会的意義が大きい。
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