研究課題/領域番号 |
17K11352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 常磐大学 (2018-2021) 筑波大学 (2017) |
研究代表者 |
斎藤 慎二 常磐大学, 人間科学部, 教授 (50195989)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 鼻腔上皮細胞 / 鼻腔粘膜上皮モデル / 鼻腔細菌叢 / 鼻腔フローラ / 上皮環境 / アレルギー |
研究成果の概要 |
鼻腔上皮細胞株を用いた単純化した鼻腔粘膜モデルを確立した。さらに、鼻腔上皮初代培養細胞を用いた気相液相界面培養系の構築を行った。気相液相界面培養系ではシート形成の確立の割合が低く、条件の再検討が必要となり培養パラメーターの見直しを行った。一方、予備的な調査計画として、鼻腔正常細菌叢形成菌株の収集を計画し、アレルギー疾患、症状、病態との相関について検討した。スーパー抗原活性を有する黄色ブドウ球菌腸管毒B(SEB)は、アレルギー疾患との関連が疑われているが、それを裏付ける結果は得られていない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鼻腔上皮細胞株を用いた単純化した鼻腔粘膜モデルの確立ができれば、生きたフローラを含む系の特性を検討する方法、再構成アプローチの有効性を具体化することができる。また、さまざまな単純化した器官モデル構築への応用も期待される。これにより様々な医学病態研究分野のみならず、環境科学分野での応用、上気道に対する大気汚染物質等の影響を評価する研究にも模倣生体器官実験モデルの1つとして応用が期待できる。
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