• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

嗅覚トレーニングによる再生嗅細胞軸索の嗅球糸球体におけるシナプス形成に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 17K11360
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関岡山大学

研究代表者

西崎 和則  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特命教授 (90180603)

研究分担者 村井 綾  岡山大学, 大学病院, 医員 (00780834)
高原 潤子  岡山大学, 医学部, 技術専門職員 (80448224)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード嗅覚障害 / 再生医療 / 嗅覚刺激療法 / 軸索変性 / 嗅覚トレーニング / シナプス形成 / 嗅球 / 嗅上皮 / 糸球体 / Wlds変異マウス / 嗅細胞 / 嗅球糸球体
研究成果の概要

我々は長年嗅覚障害を研究し,正常な嗅覚機能には、再生された嗅覚細胞による嗅球嗅覚マップの復元が必要で,軸索切断などの深刻な嗅覚細胞損傷後に嗅覚マップが歪められ、嗅覚細胞と二次ニューロン間のシナプス結合が減少することを明らかにしました。嗅覚マップを正常化するために、軸索切断後のマウスに嗅覚トレーニングを試みました。嗅覚訓練群は 5つのにおいを嗅ぎ、対照群のマウスは生理食塩水を嗅ぎました。嗅上皮の厚さで、嗅覚訓練群と対照群の間に有意差を認めました。私たちは、嗅覚トレーニングが軸索切断後の嗅覚細胞の再生を助け、嗅覚細胞再生の促進が嗅球の歪んだ嗅覚マップを正常化できると考えました。

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経細胞が再生しても、神経回路が正しく再生しなければ、神経伝達の機能回復にはつながらない。嗅細胞は障害をうけても回復するが、神経回路形成異常で難治性の嗅覚障害が残る。嗅覚トレーニングは臨床的に有効であるとされる様々な報告がなされているが、メカニズムの全容解明には至っていない。今回嗅細胞の回復が促進されていたことにより嗅覚トレーニングのメカニズムの一端が分かったのではないかと考える。神経回路形成の正常化は神経変性疾患の治療やこれからの感覚神経細胞再生にも応用できると考えている。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 嗅覚障害に対する再生医療を目指して2020

    • 著者名/発表者名
      西﨑 和則
    • 学会等名
      第121回日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi