研究課題/領域番号 |
17K11372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
高原 幹 旭川医科大学, 医学部, 講師 (50322904)
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研究分担者 |
長門 利純 旭川医科大学, 医学部, 講師 (80431419)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 扁桃病巣疾患 / 掌蹠膿疱症 / IgA腎症 / APRIL / CX3CR1 / 扁桃摘出術 / 口蓋扁桃 |
研究成果の概要 |
掌蹠膿疱症、IgA腎症は典型的な扁桃病巣疾患とされ、扁桃摘出術で症状、所見が改善する。しかし、本疾患概念は他科の医師に広く浸透しているとは言えない。我々は本疾患における扁桃摘出術の有効性を基礎的、臨床的に証明し、他科医師への疾患概念の浸透を目指している。今回の検討にて、掌蹠膿疱症において客観的な皮疹スコアでの評価でもその有効性が証明された。また、IgA腎症においてAPRILが扁桃のIgA過剰産生に寄与していること、扁桃T細胞がCX3CR1を介して腎糸球体へ 移行し腎炎を増悪させていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として今まで主観的評価が主だった掌蹠膿疱症の扁摘効果が客観的にも示された。またIgA腎症と扁桃を結びつける基礎的根拠が液性免疫、細胞性免疫両面から示された。社会的意義としてこれらの研究結果の発表や報告を読んで、本疾患群に興味を持ち、概念を理解する医師が増加する可能性がある。更には適応患者の耳鼻咽喉科への紹介、耳鼻咽喉科での手術、その結果、疾患から解放される患者が増加する可能性が示された。
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