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HPV関連癌に対する新規樹状細胞ワクチン治療の有効性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K11392
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関琉球大学

研究代表者

上原 貴行  琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (00644402)

研究分担者 池上 太郎  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00754409)
近藤 俊輔  琉球大学, 医学部附属病院, 医員 (90596363)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード樹状細胞 / 癌ワクチン治療 / ヒト乳頭腫ウイルス / 頭頸部癌 / 樹状細胞ワクチン / 樹状細胞ワクチン治療 / 細胞障害性T細胞
研究成果の概要

我々は、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)関連頭頸部癌に対する治療戦略として、樹状細胞(DC)を用いたがん免疫治療の開発を目的に研究を行った。ヒトの血液から抽出したCD14細胞及びCD8細胞を、至適のサイトカイン存在下に試験管培養を行い、DCおよび細胞障害性T細胞(CTL)の分化を誘導。さらに、HPVに起因するペプチドで刺激を行い特異的なDCを作成した。その後、HPV陽性頭頸部癌由来のHSC4細胞株と共培養し、腫瘍抑制効果を検討した。結果として、ある種のHPV由来の抗原であるHPV E6ペプチド配列の2種の刺激下で作成したDCおよびCTLおいて、腫瘍抑制効果が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌治療においてがん免疫治療は重要な治療戦略と考えられており実用化が進んでいる。現在はPD-1やPDL-1を筆頭に、免疫チェックポイント阻害薬の適応拡大により癌治療の選択肢は広がりつつある。しかしながらその有効性は限定的で、より明確な効果を得るためには癌腫や患者に個別化した免疫治療、特に癌ワクチン治療は魅力的な治療法である。本研究ではHPV関連の頭頸部癌に標的をおき、樹状細胞を用いた癌ワクチン治療の有効性を検討し、これが将来的に実臨床での癌ワクチン治療へ応用することで更なる癌治療の選択肢を増加させ、将来がん治療の成績向上に寄与する可能性をもつ点で意義のある研究であると考える。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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