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再発頭頸部癌に対する硼素中性子捕捉療法の標準治療化におけるバイオマーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K11399
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

上村 裕和  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (90285370)

研究分担者 鈴木 実  京都大学, 複合原子力科学研究所, 教授 (00319724)
太田 一郎  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00326323)
渡部 直史  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90648932)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードホウ素中性子捕捉療 / 頭頸部癌 / バイオマーカー / ホウ素中性子捕捉療法 / 頭頸部外科学 / 中性子捕捉療法
研究成果の概要

原発巣が組織学的に扁平上皮癌であると確認されている側頭部を中心とした頭頸部癌症例において、放射線治療後に照射野内再発を認め、再発病巣にこれ以上の標準的治療が行えない再発頭頸部癌患者:7例(男性 2例、女性 5例;年齢中央値 66歳(44~81歳))に対してBNCTを施行した。その治療効果は、奏功率 85.7%を認め、1年生存割合/1年無増悪生存割合ともに42.8%と良好な結果であった。難治性の側頭部症例において嚥下障害などがやや遷延したが、血液毒性などの重篤な有害事象はなかった。感染を制御できれば、長期のQOS(Quality of Survival)を保つことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭頸部癌に対する化学放射線療法や種々の薬物療法が開発されている中でも、進行がんが多い本疾患はいまだに予後不良な症例が多く含まれる。薬物療法や放射線治療は施行回数に制限があり、いずれは治療不可能となる。遠隔転移がない局所進行再発がんも、切除ができない限りはこのような状況では緩和治療を行う以外にはなくなる。条件が整えばBNCTが前述の状況下でで治療の選択肢となることが明らかとなった。局所の制御がより長く保たれれば、残された寿命の中で患者は職場に復帰したり、日常生活を今まで通りに送れたりすることが可能になる。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 再発進行頭頸部癌に対するホウ素中性子捕捉療法の開発と位置づけ2020

    • 著者名/発表者名
      太田一郎、上村裕和、鈴木実、近藤夏子、西村 在、金澤成典、桝井貴史、櫻井良憲、田中浩基、増永慎一郎、山中敏彰、長谷川正俊、北原 糺
    • 学会等名
      第22回菅原・大西記念癌治療増感研究シンポジウム
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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