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頭頸部癌に対するREV7発現と新規治療標的としての意義

研究課題

研究課題/領域番号 17K11407
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関北里大学

研究代表者

山下 拓  北里大学, 医学部, 教授 (00296683)

研究分担者 村雲 芳樹  北里大学, 医学部, 教授 (40324438)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードREV7 / バイオマーカー / 頭頸部癌 / 中咽頭癌 / p16 / DNA損傷修復 / DNA修復因子 / 予後因子 / DNA修復
研究成果の概要

頭頸部癌治療の主体となる化学放射線療法は、他癌腫と比較すると比較的良好な結果を得る。しかし、全体の5年生存率は50~60%にとどまる。頭頸部癌では化学放射線療法の奏功がその後の予後を規定しており、奏効率改善が予後改善に直結する。本研究では、化学放射線療法の耐性機構である、DNA損傷後のDNA修復亢進を抑制するDNA損傷トレランスに着目した。そのうちのDNA乗り越え修復に関与するRev7の発現を確認し、予後との関連を検討した。中咽頭癌において、Rev7発現と予後の関連は指摘できなかった。しかし、p16陰性中咽頭癌ではRev7高発現群で5年生存率が悪いことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

他癌腫(卵巣癌、精巣癌など)ではRev7高発現群で予後が悪いことが報告されている。頭頸部癌においては、Rev7と予後に関する報告はなく、今回特に中咽頭癌で検討を行った。中咽頭癌はp16発現が治療感受性や予後と相関することが分かっており、最新のTNM分類にも反映された。本研究では、予後が悪いとされるp16陰性中咽頭癌においてRev7が高発現である傾向が示された。他の頭頸部癌においてもRev7発現と治療感受性や予後の関連が示され、Rev7ノックダウンによりそれらが改善するのであれば創薬につなげていける可能性もあると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] HPV関連癌とREV7発現の検討2019

    • 著者名/発表者名
      籾山香保、宮本俊輔、清野由輩、松木崇、堤翔平、鈴木綾子、山下拓
    • 学会等名
      第43回頭頸部癌学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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