研究課題/領域番号 |
17K11420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
杉山 和久 金沢大学, 医学系, 教授 (80179168)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 緑内障 / 体内時計 / 眼圧日内変動 / 視交叉上核 / オプシン グルココルチコイド / オプシン / サーカディアンリズム / 時計遺伝子 |
研究成果の概要 |
マウスの虹彩毛様体におけるOpn4およびOpn5の発現がRT-PCRにて確認できたが、虹彩毛様体のみおよび網膜と角膜と共培養をin vitroで行ってもPER2::luciferase knock in マウスで確認できる範囲では光に感受性は認めなかった。Opn4-/-;rd1/rd1(melrd)マウスを用いて、wild-typeの日内変動と比較することで眼圧日内変動は光に直接同調することなくSCNのシグナルを受け取っていることを解明した。さらにSCNから眼圧日内変動形成のシグナル伝達物質として、副腎ホルモンであるグルココルチコイドが重要な役割を果たしている可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記の研究成果により、マウスの眼圧日内変動は体内中枢時計であるSCNによってそのリズムはコントロールされ、SCNから日内変動形成に至るまでのシグナル伝達には副腎皮質ホルモンであるグルココルチコイドが大きな役割を果たしていることを初めて報告した。この知見により、今後グルココルチコイドをターゲットとした眼圧日内変動コントロールを試み、最終的には緑内障の新規治療薬へと繋がっていく可能性がある。
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