研究課題/領域番号 |
17K11426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山下 高明 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (70404514)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 眼球形状 / 眼球成長 / 近視 / 緑内障 / 解剖学 |
研究成果の概要 |
眼球形状は顔形と同じように個人差があり、身長と同様に成長期に大きくなる。大きな眼球は近視になり、小さな眼球は遠視となる。今回の研究では、栄養状態の良い児ほど、眼球が大きくなることが判明した。このことから、日本における近視増加の一因が、栄養状態の改善により身長とともに眼球も大きくなったことであることが裏付けられた。さらに眼球の形状にはパターンがいくつか存在し、緑内障、黄斑円孔などの眼疾患の発症・診断に影響することがわかっているが、小学生の時点ですでに眼球形状のパターンは決定していることも判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近視の原因のひとつが栄養状態の改善にあることが本研究の小児の結果から判明したため、各国の疫学調査で身長と眼球がどのタイミングで大きくなったのかを調査したところ、各国とも一致しており、身長が伸びていない国(インド・バングラディッシュ)では近視も増加していないことが判明した。また、眼球形状の個人差(眼球が卵形か球形か一部が大きくなる形かなど)は小学生の時点で分かれており、近視予防は小学生低学年以下で開始する必要がある。
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