研究課題/領域番号 |
17K11429
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
稗田 牧 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50347457)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 近視 / ぶどう腫 / 眼軸 / 高次収差 / 進行予防 / 視機能障害 / 眼軸長 / 眼光学 / 学童 / 学校検診 |
研究成果の概要 |
小学校と中学校における「詳しい視力検査」を継続することで、近視の有病率を明らかにした。「詳しい視力検査」とは裸眼視力だけでなく、矯正視力、眼軸長、他覚的屈折度、自覚的屈折度、眼球高次収差、角膜形状を測定する視力検診である。これらのデータから眼球高次収差が近視進行のリスクファクターであることあきらかにした。 強度近視が視機能障害をおこす原因は、眼球後部の形態異常である「後部ぶどう腫」に起因する。我々は眼底写真や光干渉断層像など客観的に診断された後部ぶどう腫の存在する目の70%が小学校入学以降に近視が発症していたことをあきらかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究で近視の小中学生での頻度があきらかになり、その解析から近視進行のリスクファクターがあきらかになった。また、近視の視機能障害の原因となる後部ぶどう腫の多くが小学生以降に発症していることもあきらかになった。したがって、小学生以降に近視が進行するリスクがある子供を対象に近視進行抑制治療を行うことで、将来的な視機能障害さらには失明を予防できる可能性が示された。
|