研究課題/領域番号 |
17K11435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
松本 直 東邦大学, 医学部, 准教授 (60385888)
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研究分担者 |
柴 友明 東邦大学, 医学部, 准教授 (40408810)
堀 裕一 東邦大学, 医学部, 教授 (70379171)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 未熟児網膜症 / 眼血流 / LSFG / OIR / VEGF / レーザースペックルフローグラフィー / ROPラットモデル / レーザースペックル |
研究成果の概要 |
未熟児網膜症(ROP)は進行に伴い網膜血管の拡張、蛇行が出現することから眼循環に変化が生じていると考えられる。新生児とROPモデルラットの眼血流を測定、解析を行い、ROPの重症化と眼血流の関係を検討した。ヒト重症ROPの治療前眼血流は高値であり、治療後は減少し正常新生児と同程度となることを示した。ROPモデルラットでも網膜症重症時に眼血流が増加し、治療により減少することを示した。また重症時増加すると考えられる血管内皮増殖因子(VEGF)と眼血流が関係していることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生児医療の発展による重症未熟児の救命率の向上に伴い、重症ROPは増加してきている。いまだROPは小児失明原因疾患の1位となっている。しかし、ROP診療が行える眼科医の数は少ない。本研究において、ROPの進行の程度を客観的にとらえる事ができれば診断、治療に貢献でき、重症化、失明予防につながる可能性がある。新生児眼血流測定と網膜症モデルラット眼血流測定研究によって得られた、網膜症重症時に眼血流が増加し、治療により軽減するという結果を発展させることにより、網膜症を数値化し、より客観的に捉え病態解明や治療判定の一助となる。
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