研究課題/領域番号 |
17K11450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
白神 史雄 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (50187530)
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研究分担者 |
且原 真木 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (00211847)
森實 祐基 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (50432646)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 黄斑浮腫 / メカニカルストレス / アクアポリン |
研究成果の概要 |
黄斑浮腫は糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性、黄斑上膜に共通してみられる病態であり、過剰な水や浸透圧の変化は、黄斑を構成する細胞を障害し視力が低下する。本研究では、黄斑の水輸送を担う網膜色素上皮細胞と細胞における水輸送蛋白であるアクアポリンに着目し、黄斑疾患における細胞への様々なストレスが網膜色素上皮細胞のアクアポリンの発現に及ぼす影響を検討した。その結果、細胞に対する伸展ストレスによってアクアポリン1の発現が有意に減少することが明らかになった。一方でその他のアクアポリンの発現に有意な変化はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、現在治療が困難な黄斑浮腫の病態を明らかにする結果であるといえる。黄斑浮腫は生活習慣病や加齢に伴って発症するため、高齢者の視力障害の原因として今後さらに重大な問題となることが予想される。今後さらなる研究を行い、黄斑浮腫の新たな治療法の基盤が明らかにされれば、より効果の高い治療が可能となることが予想され、社会的意義は大きい。
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