研究課題/領域番号 |
17K11482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
木内 良明 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (40214738)
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研究分担者 |
竹中 丈二 広島大学, 病院(医), 講師 (70526194)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 緑内障 / バイオメカニクス / 眼球剛性 / 近視 / 視神経乳頭形状 / 角膜剛性 / 医学 / 眼科 |
研究成果の概要 |
緑内障は現在日本において失明原因第1位の疾患である。現在、緑内障の進行を予防するための治療法は眼圧を下降しかない。眼圧下降以外の治療方法の開発が求められている。緑内障の発症および進行の最大の危険因子は眼圧であるが、それ以外の危険因子として、循環障害、酸化ストレスが挙げられている。我々は非侵襲的に眼球の硬さを測定する方法を開発し、眼球の硬さも緑内障の危険因子であることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一定の力を角膜中央に空気噴流として加えると、角膜の変形が生じる。角膜の変形する様子を観察して眼球剛性を求める方法が二つある。二つの方法で得られる角膜変形パラメータを用いて、その動きを統計学的に解析した。白内障手術後に眼圧が下降すると言われているが、眼球剛性が減少するために見せかけの眼圧下降である可能性があることを示した。角膜の変形開始が早く、角膜の陥凹が深く、広い範囲に及ぶ症例は緑内障による視野障害の進行速度が速いこと。一方近視では角膜の陥凹が浅く、狭いことがわかり、近視は緑内障進行の危険因子になりえないことが分かった。
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