研究課題/領域番号 |
17K11489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
渡邊 交世 杏林大学, 医学部, 非常勤講師 (90458901)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 眼炎症 / ぶどう膜炎 |
研究成果の概要 |
近年、microRNA (miRNA)が標的mRNAの発現を制御することで免疫・炎症の病態に作用することが明らかとなってきた。本研究ではimmune-regulatory miRNAとして知られるmiRNA-124を眼内に投与することで自己免疫性ぶどう膜網膜炎(EAU)に対して炎症抑制効果がみられること、EAUを発症したラット血清中のmiRNAの発現について網羅的に検討したところmiRNA-146に代表される炎症抑制に関与するmiRNAが免疫前に比較して発現が上昇していることが確認された。これらの結果からmiRNAがぶどう膜炎の病態の形成に関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以前に我々はEAUの眼局所におけるmiRNAの発現について報告したが、今回の研究から、immune-regulatory miRNAとして知られるmiRNA-146が眼局所に加えて全身的にもEAUの炎症抑制に関与している可能性が示唆された。本研究課題におけるmiRNAを介したEAUに対する炎症制御・神経保護作用の解析、および血液中のmiRNAの網羅的発現解析を通じて難治性ぶどう膜炎に対する新規治療標的分子の同定、miRNAを用いた新たな疾患活動性バイオマーカーの確立へと発展していくことが期待される。
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