研究課題/領域番号 |
17K11490
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
慶野 博 杏林大学, 医学部, 准教授 (90328211)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ぶどう膜炎 |
研究成果の概要 |
本課題では抗酸化ストレス分子誘導因子として知られるNrf2の関与について明らかにするため、Nrf2の活性化剤として知られるジメチルフマル酸(DMF)、およびCDDOを用いて実験的自己免疫性ぶどう膜炎(experimental autoimmune uveoretinitis:EAU)の抑制効果、またNrf2 欠損(KO)マウスにEAUを誘導し、野生型マウスと比較した。その結果、DMF、およびCDDOによるEAUに対する抗炎症効果はみられなかったものの、Nrf2KOマウスにおいて病理組織像の重症化が観察された。Nrf2を介した抗酸化ストレス機構がぶどう膜炎の病態に関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題ではぶどう膜炎における酸化ストレスとの関連に注目し、抗酸化ストレス分子誘導因子として知られるNrf2の関与について明らかにするためNrf2欠損(KO)マウスにEAUを誘導し、酸化ストレスとぶどう膜炎との関連について検討を行った。その結果、野生型マウスと比較して、Nrf2KOマウスにおいて病理組織像の重症化が観察された。Nrf2を介した抗酸化ストレス機構の破綻が眼内の炎症病態に関与している可能性、さらに酸化ストレス機構がぶどう膜炎の新たな治療標的となる可能性が示唆された。
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