研究課題/領域番号 |
17K11491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東邦大学 (2021) 東京女子医科大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
須藤 則広 東邦大学, 医学部, 助教 (80646216)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 網膜発生 / 転写制御 / 網膜 / 再生 / ChIP-seq / エピジェネティクス / 網膜再生 / 再生医学 / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
ヒトの網膜の神経細胞は一度死ぬと再生することは無いが、魚類などの一部動物では網膜に含まれるミュラー細胞が増殖し、神経細胞に変化して網膜を再生させることができます。しかし生体内では増殖しない哺乳動物のミュラー細胞も体外で培養すると増殖することができます。本研究ではその現象に注目しました。その結果、増殖開始時に起こる遺伝子発現の変化をとらえることができ、生体内での網膜再生に応用するための基礎的情報が得られました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体外での網膜培養における遺伝子発現の変化については不明な点も多く、そこから得られる情報がヒトなどの網膜再生に有用な情報をもたらす可能性に注目した。その結果、培養開始時から一部iPS関連の遺伝子が上昇することが明らかとなった。これら遺伝子は網膜の発生時には徐々に減少していき、成体になるとほとんど検出されなくなる。しかし再び増殖を開始する時には必要であることが示唆された。本研究の成果は網膜再生医療における基盤的情報を与えるものといえる。
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