研究課題/領域番号 |
17K11494
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 知子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80598756)
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研究分担者 |
鈴木 登 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40235982)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 視細胞 / ロドプシン / 杆体視細胞 / SDF1 / 視細胞分化 / 錐体視細胞 / 甲状腺ホルモン合成経路 / SOD1 / Bcl2 / 再生医学 / 網膜視細胞 |
研究成果の概要 |
我々の株化網膜前駆細胞は視細胞前駆細胞としてSDF1に反応して優先的に杆体視細胞、MCP1に反応して優先的に錐体視細胞へと分化する。その分化機構を解析した。SDF1を添加して経時的に細胞株を回収後、次世代シークエンサーを用いて全転写パターンを分析した。得られた結果をKEGG databaseを対象にBioinformaticな解析を行った。SDF1ではThyroid hormone synthesis経路が活性化された。この成績はThyroid hormone synthesis経路と Thyroid hormone Receptorβ以下の経路の両者が視細胞分化に必要な事を示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
網膜組織は神経網膜と網膜色素上皮から構成されている。神経網膜は発生学的に中枢神経系由来の組織であり一旦障害を受けるとその修復は困難である。網膜疾患での失明の主要な原因は視細胞変性であり、最終的に視細胞に分化できる神経網膜前駆細胞株の確立とそれを用いた網膜構成細胞の分化の調節機構の解明が待ち望まれている。我々はこの過程にケモカインSDF1が関わる様式を明らかにした。
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