研究課題/領域番号 |
17K11495
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
山本 直樹 藤田医科大学, 共同利用研究設備サポートセンター, 准教授 (00267957)
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研究分担者 |
谷川 篤宏 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (40324412)
大熊 真人 藤田医科大学, 医学部, 講師 (50329710)
堀口 正之 藤田医科大学, 医学部, 教授 (70209295)
宮地 栄一 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90129685)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | iPS細胞 / 網膜再生 / 再生医療 / 虹彩細胞 / 網膜神経細胞 / 電気生理 / 組織幹細胞 / 不死化細胞 / 組織幹/前駆細胞 / 創薬研究 |
研究成果の概要 |
阻害剤やコーティング剤を検討し,組織幹細胞の状態を比較的長期間維持できる培養法を確立した。この培養法は,他の組織幹細胞や癌幹細胞なども維持培養できる可能性があるプレリミナリーな結果を得ている。 ヒト虹彩由来iPS細胞を用いて,電気生理学的機能を有する網膜神経節細胞や網膜神経細胞へ分化誘導できた。虹彩由来iPS細胞は、他の組織由来iPS細胞よりも遺伝子パネル検査において外胚葉系細胞へ分化しやすい傾向がみられた。虹彩由来iPS細胞を非接着(浮遊)培養および回転浮遊培養を行ったところ,内腔を形成する細胞塊と充実性の網膜神経細胞層様構造を呈する細胞凝集体の2種類が形成された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
眼球の網膜は,視細胞をはじめとする神経細胞の集まりです。眼の視力を再生させるためには、この網膜神経細胞の遺伝子やタンパク質を発現する細胞をiPS細胞から再生させるだけでは意味がなく、神経細胞としての機能を有する細胞でなければなりません。 私たちの研究では、iPS細胞から神経細胞としての機能を有する細胞に成長させる研究を行っています。将来的には、自身の眼球から安全に採取する術式が確立されている虹彩細胞を用いて、iPS細胞を作製するオーダーメード再生医療や網膜神経の再生・回復を補助する創薬開発の評価で使用できる細胞を作出し、網膜疾患の患者さんに貢献できる研究を行っていきます。
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