研究課題/領域番号 |
17K11519
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
熊谷 秀規 自治医科大学, 医学部, 教授 (60364353)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 超音波顕微鏡 / 神経節細胞 / ヒルシュスプルング病 / 診断法 / 小児消化器疾患学 / 超音波診断学 |
研究成果の概要 |
臨床で高周波の超音波を用いてヒルシュスプルング病の診断をすることを目指した。研究では音響特性データを取得して課題と有用性を明らかにし,診断デバイスの開発につなげることを目標とした。しかし、超音波顕微鏡によるex vivo の観察では、パラフィン包埋切片と異なり,大腸の組織構造や神経節細胞の同定が容易でなかった。インピーダンスデータをもとに3D画像を構築などを試みたが、細胞核の同定も困難であった。本研究ではこうした音響データを得たのちに、それを応用してデバイスの開発につなげることを企図していたが、前者の段階で課題をクリアできなかったためデバイスの開発研究へ進むことが出来なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒルシュスプルング病の確定診断には大腸の生検が必要だが、侵襲的であり合併症のリスクが伴う。本研究では,超音波の減衰情報によって神経節細胞の有無を検査中に観察し、低侵襲かつ迅速な診断を目指した。しかしながら、十分な研究成果が得られなかった。一方、心筋生検や腎生検,皮膚生検など、他臓器においては威力を発揮することがなお期待できると考えられた。
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