研究課題/領域番号 |
17K11520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
山高 篤行 順天堂大学, 医学部, 教授 (40200703)
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研究分担者 |
宮原 克 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 技術員 (00420844)
藤原 なほ 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (20589543)
岡和田 学 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (60433778)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヒルシュスプルング病 / 臍帯由来幹細胞 / 腸管神経再生 / 細胞治療 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
臍帯は幹細胞や前駆細胞を豊富に有している。今回我々は、SOX10-Venusトランスジェニックマウスを用いて、臍帯由来幹細胞(UCSCs)を腸管神経系(ENS)へ分化誘導を行った。予備実験において、膀胱損傷モデルマウスを用いてUCSCsを静脈投与すると、10日後に膀胱損傷部位に確認され、組織の再生に関与していることが示唆された。UCSCsの単離及びENSへの分化誘導法の確立に至らなかった。我々はすでに無神経節腸管部位への腸管神経幹細胞移植の技術開発を報告しており、今後UCSCsの分化や神経ネットワークを形成するかどうか、ヒルシュスプルング病に対する新しい治療としてさらなる研究が必要となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、トランスジェニックマウスを用いることで臍帯由来幹細胞が障害組織に集積することが容易に観察され、他組織での再生に寄与する可能性も示唆された。今回我々が初めて臍帯由来幹細胞の腸管神経系への分化誘導を試行したため、新規治療法開発への足掛かりになることができたと考えている。
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