研究課題/領域番号 |
17K11523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
北川 博昭 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (80153097)
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研究分担者 |
關 保二 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (20309462)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 胎児手術 / 尿路閉塞 / 後部尿道弁 / 胎児胸水 / 膀胱羊水腔シャント / 胸腔羊水腔シャント / 膀胱機能 / 胎児水腫 / 胎児治療 / 胎児期尿路閉塞 / 多嚢胞性異形性腎 / 排尿障害 / 多嚢胞性異形成腎 / 胎児手術学 / 多嚢腎 |
研究成果の概要 |
胎児期に診断された後部尿道弁は膀胱に一定の圧がかかるバルブ付きシャントチューブ挿入で膀胱機能が温存出来る事を報告した。胎生60日の羊胎仔尿路閉塞を作成し80日に子宮表面から超音波ガイド下に胎仔の膀胱、もしくは尿腹水にバルブ付きシャントチューブを挿入した。改良モデルを前期、中期、後期の3群で、140日の満期でシャントチューブ留置率を検討した。 【結果】前期は尿路閉塞を10例作成し1例のみ膀胱内に存在した。中期は尿路閉塞を3例作成し満期で1例のみ留置に成功した。後期は10例作成し8例にシャントを挿入し5例が留置に成功した。自然脱落症例はなかった。【結語】シャントチューブの改良で留置率が向上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎児期に診断された閉塞性尿路疾患に対して行われる胎児期の膀胱羊水腔シャント術はそのタイミングを逸すると腎機能や膀胱機能の廃絶で胎児死亡につながる。また、膀胱に一定の圧がかかるバルブ付きシャントチューブの挿入で膀胱機能が温存出来る事を報告した。今回、子宮壁から穿刺可能な圧調整バルブ付き膀胱羊水腔シャントチューブを開発し、羊を用いて胎児実験をおこなった。 初期は樹脂製ポートであったが金属製穿刺針に変更した。また穿刺針とポートの隙間を無くした。圧調整部分はスリット状に作成し、先端の形態は留置固定率が高かった三叉マレコット型は留置率が高かった。穿刺可能な圧調整穿刺キットのプロトタイプが完成した。
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