研究課題/領域番号 |
17K11530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
黒田 正幸 千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (00253005)
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研究分担者 |
窪田 吉孝 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (10375735)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 前駆脂肪細胞 / 移植 / 輸送 / 加工 |
研究成果の概要 |
申請者らは、これまで脂肪組織から調製した前駆脂肪細胞に、ex vivoで治療用遺伝子導入を行うことで治療タンパク質を分泌する細胞(遺伝子治療用脂肪細胞)へと作り変え、それを移植することにより欠損タンパク質を患者体内で持続的に補充する治療法の開発研究を実施してきた。本研究では、患者近隣の基幹病院での投与を可能とするため、遺伝子治療用脂肪細胞を少なくとも48~72時間の非凍結下で保存可能な輸送液を開発することを目的とした。その結果、4℃で少なくとも48時間保存が可能となる細胞懸濁液の確立に至った。細胞の特性試験や非臨床動物試験等の安全性試験を経て、実用化につなげていく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
導入遺伝子や標的細胞、そして移植部位など、今後取り組む個々のプロジェクト特異的に解決すべき課題はあると考えられるが、「遺伝子治療用脂肪細胞」技術ならびに従来行われてきた脂肪細胞移植治療の底上げが期待でき、かつiPSやES細胞を用いた再生医療研究へも応用できると考えられる。本研究の成果により、製造場所から患者近隣の基幹病院まで投与細胞を輸送し、当該基幹病院で「遺伝子治療用脂肪細胞」の治療を受けることが実現可能な基盤が達成された。
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