研究課題/領域番号 |
17K11533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
高木 克典 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90635856)
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研究分担者 |
山下 修二 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30457220)
永安 武 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80284686)
吉田 周平 広島大学, 病院国際リンパ浮腫治療センター, 准教授 (80380921)
松本 桂太郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (80404268)
中山 功一 佐賀大学, 医学部, 教授 (50420609)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 尿管 / リンパ管 / 再生医療 / バイオ3Dプリンティング / 蠕動能 / 再生 / バイオプリンティング / 外科 / 再生医学 / 細胞・組織 / リンパ浮腫 |
研究成果の概要 |
これまで生細胞のみのスキャフォールドフリーの構造体でリンパ管、尿管作成をした報告はない。われわれはバイオ3Dプリンティング技術を用い、リンパ管、尿管の再生を試みた。尿管の場合、蠕動運動はリンパ管よりも強く、再生困難と考えられたが、構造体の強度を上げることで、水腎の発生を減少させることができた。細胞のみの構造体で作成した人工尿管でも尿管の再生は可能と考えられたが、依然として蠕動能は不十分でさらに構造体を改良する必要がある。バイオ3Dプリンターでさらに細径で強度の強い管腔構造体を作成できれば、尿管のみならず、リンパ管の再生も可能であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンパ管のみならず、尿管やその他の蠕動する管腔臓器の再生は蠕動に耐える構造体の強度が求められる。リンパ浮腫に対するリンパ管再生とともに、先天性水腎症や外傷性、医原性の尿管損傷などもあり、尿管再生は重要な研究分野である。今まで、尿管再生は生体分解性化合物が主であったが、今回バイオ3Dプリンティングによる生細胞のみ尿管再生を試み、可能であることが示唆された。将来iPS細胞等の自己細胞による尿管再生を期待させる結果である。
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