研究課題/領域番号 |
17K11561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所) |
研究代表者 |
小林 眞司 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 部長 (90464536)
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研究分担者 |
田中 祐吉 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 臨床研究所長 (50420691)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 多血小板血漿 / 多血小板フィブリン / 口唇口蓋裂 / 骨形成 / 多血小板血漿/フィブリン / 臍帯由来間葉系幹細胞 / 再生医学 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
口唇口蓋裂における顎裂部の骨形成を促進させるために、多血小板血漿/フィブリン(platelet rich plasma/fibrin:PRP/F)移植術を再生医療新法下で行った。その結果、PRF移植群が高い骨形成能を持つことが明らかとなった。骨形成の機序を解明するために乳児骨膜細胞を用いた結果、PRP 添加群の方が乏血小板血漿 (PPP) 添加群よりも高い増殖能と骨分化能を有していることが判明した。さらに、T細胞機能欠如ラットの顎裂部に骨欠損を作製し、PRPの移植を行うことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳幼児におけるPRP/F移植術は世界的にも報告がなく、かつPRF移植術が口唇口蓋裂における顎裂部の骨形成を高めたことは患児にとって極めて有用なことである。自己末梢血から採取され、副作用や合併症はなく極めて高い安全性を有している。PRP/Fの機序の一部を解明できたことは今後のPRP/F研究にとって有益であると考える。
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