研究課題/領域番号 |
17K11563
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
|
研究機関 | 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所) (2021) 東北大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
佐々木 一益 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), その他部局等, 主任研究員 (80738948)
|
研究分担者 |
武藤 達士 東北大学, 加齢医学研究所, 准教授 (80462472)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | mTOR / くも膜下出血 / 早期脳損傷 / 脳保護 / 神経炎症 / 加齢 / マウスくも膜下出血モデル / 蘇生 / 加齢医学 / 加齢促進モデルマウス |
研究成果の概要 |
本研究では、くも膜下出血(Subarachnoid hemorrhage; SAH)の最大の予後増悪因子として知られる早期脳損傷に対するラパマイシン標的タンパク(mammalian target of rapamycin;mTOR)活性阻害剤の脳保護効果について検証を行った。我が国における高齢者人口の増加に伴い、加齢性変化を考慮に入れたSAHの病態解明と新規治療法の確立が求められている事から、老齢マウスで作製したSAHを用いた検証を行った。その結果、本剤はSAH後の脳血流や活動量の回復を促進し、グリア細胞の増殖抑制効果を有する事が明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、加齢性変化を考慮したSAH後の早期脳損傷に対するmTOR活性阻害剤の脳保護効果を明らかにした。本研究のみでその全容を明らかにする事は困難であるが、高齢者のSAHの予後改善に寄与するmTOR経路を介した新たな薬物療法開発への可能性を提示した。
|