研究課題/領域番号 |
17K11592
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 東海大学 (2019) 慶應義塾大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
鈴木 武志 東海大学, 医学部, 教授 (80327600)
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研究分担者 |
南嶋 しづか 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20622088)
加藤 純悟 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40465018)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 敗血症 / リンパ球 / アポトーシス / Kv1.3 / 免疫能維持 / Tリンパ球 / カリウムチャネル |
研究成果の概要 |
本研究では、敗血症の重症度に応じたTリンパ球機能低下を確認した後に、Tリンパ球ミトコンドリア細胞内膜上にありアポトーシス誘導に関わるカリウムチャネルであるKv1.3を不活化することが、敗血症におけるリンパ球アポトーシスを抑えて予後を改善する、との仮説のもと行われた。盲腸穿孔術による敗血症モデルにおいて、重症度に応じて脾臓内Tリンパ球の数が減少していることが確認できた。次に、リンパ球にアポトーシス耐性を持たせるために必要なプラスミドをレンチウィルスシャトルベクターを用いて作成する研究に移ったが、プラスミド作成がうまくいかずに、それ以降の研究が滞ってしまった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
目覚ましい医学の進歩にも関わらず、敗血症の死亡率はいまだに高く、予後改善に向けての治療法の確立は急務である。リンパ球アポトーシスによる免疫能低下は、敗血症患者予後に関わる重要な部分であり、本研究にてリンパ球機能維持が敗血症予後改善につながることが証明できれば、新たな治療戦略に向けて前進できるものと考えていた。しかし、技術的な問題から、リンパ球がアポトーシスに対して耐性を獲得するためのプラスミドの作成がうまくいかずに、研究は中断されてしまった。今後はこの点をクリアしたうえで、敗血症予後改善に向けた研究を続けていきたい。
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