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敗血症における好中球高齢化とその病態解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K11593
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 救急医学
研究機関順天堂大学

研究代表者

平野 洋平  順天堂大学, 医学部, 助教 (70621895)

研究分担者 岡本 健  順天堂大学, 医学部, 教授 (40347076)
田中 裕  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90252676)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード好中球 / 敗血症 / 多臓器不全 / 遊走 / CXCR4 / ATP / 加齢 / SOFAスコア / 腎障害 / 血小板
研究成果の概要

動物実験レベルで確認されている高齢好中球の敗血症病態への関与であるが、我々はヒトにおいて高齢好中球が敗血症病態に関与している可能性を証明した。健常者と比較し敗血症患者においては血中の好中球年齢のマーカーであるCXCR4の発現が上昇していることを確認した。また、 敗血症患者全血中の高齢好中球の割合と、重症度スコア(SOFAスコア)は有意な逆相関を示していた。これらの観察結果は、高齢好中球の炎症組織への血管外遊走能の高さ、すなわち敗血症が重症化した場合の組織浸潤する好中球において、高齢好中球が代表的な表現型である可能性を示唆している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

敗血症の死亡率は依然として高く、新たな治療戦略の開発は急務である。我々はヒトにおいて高齢好中球が敗血症病態に関与している可能性を証明した。敗血症の重症度と血中高齢好中球割合は逆相関関係があったという観察結果に加え、高齢好中球が組織浸潤における好中球の主要なサブタイプである可能性があるという結果は、将来的には、高齢好中球の遊走能を調節することによる敗血症の重篤な組織障害を是正するという新たな治療戦略につながる可能性を見出した。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 高齢好中球制御による敗血症治療の試み ―体内での免疫細胞高齢化社会問題―2017

    • 著者名/発表者名
      平野 洋平
    • 学会等名
      日本救急医学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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