研究課題/領域番号 |
17K11635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 関西女子短期大学 (2022) 大阪歯科大学 (2017) |
研究代表者 |
山本 まりこ (河井まりこ / 河井 まりこ) 関西女子短期大学, その他部局等, 教授 (40379839)
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研究分担者 |
服部 高子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (00228488)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨再生 / 細胞内小器官 / ミトコンドリア / 核 / 軟骨内骨化 / 骨発生 / 軟骨分化 |
研究成果の概要 |
Ca結合因子であるSorcinの骨形成過程ならびに骨代謝における役割解明を目的とし、sorcin遺伝子欠失マウスと野生型のマウスとの比較検討を実施した。胎生期における比較では、遺伝子欠失マウスが野生型マウスに比較し、破骨細胞の活性が高まる可能性が示唆された。また、生後マウスの比較では、骨質が野生型に比較し、高まる傾向が認められた。さらに、アパタイト配向性は遺伝子欠失マウス脛骨において、野生型よりも高まる傾向があることが認められた。これらの結果から、Sorcinは骨形成過程ならびに骨代謝に関連する因子である可能性が高いことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人における軟骨は生理的再生・増殖の難しい組織であり、病的な増殖を伴った変形性関節炎などは根本的治療薬はない。また、全身的に発現する因子を用いた治療薬は副作用を制御する上で困難を伴う。一方、われわれのSorcinによる軟骨細胞分化制御機構を利用し、病的な軟骨細胞の増殖・分化を調節することで、新たな軟骨疾患治療薬の開発に繋がる可能性がある。
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