研究課題
基盤研究(C)
本研究では、骨形成に関与する骨芽細胞がどのように外界のストレスを感知し、応答しているのかについて検討を行った。分子シャペロンは様々なストレス応答に関与することが知られており、そのひとつであるPontin-Reptinシャペロンに焦点を当てて解析を行った。本研究によってPontin-Reptinシャペロンが骨芽細胞の細胞周期と一次繊毛形成を仲介していることが示唆された。
繊毛病(ciliopathy)は、繊毛形成因子の欠損によって生じ、腎嚢胞、胆管異常、内臓逆位、多指症、脳梁低形成、網膜色素変性症、頭蓋・骨格異常、糖尿病など多岐にわたる症状を呈する。本研究は、骨形成において重要な働きを担う骨芽細胞における一次繊毛機能の解析を行った。本研究成果は、一次繊毛の機能解明と繊毛病の発症メカニズムの解明やその治療法の開発に貢献するものである。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 4件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)
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