研究課題/領域番号 |
17K11667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村上 秀明 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00263301)
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研究分担者 |
内山 百夏 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (80322171)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 舌癌 / 放射線治療 / 副作用 / 組織内照射 / 3Dプリンタ / 防護装置 / 歯学 / 癌 |
研究成果の概要 |
舌癌に対する組織内照射法を用いた放射線治療は、切らずに治すことができるため、形態のみならず機能を温存することが可能である。この組織内照射法では、舌癌に隣接する歯肉や下顎骨の線量が大きくなり、副作用の発生が多くなる。これまで、この副作用発生を防止する装置が開発されてきたが、どれも徒手にて行うため、正確さに欠けていた。今回は、CTやMRIの画像を用いて、三次元プリンタにてスペーサを作成し、正確さや防護効果の高さを検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
舌癌に対して、切らずに治すことができる放射線治療は注目をされ始めた。しかしながら、放射線治療による副作用に対する不安のため、外科的切除術を受ける患者は少なくない。 今回の研究では、その副作用を防護する装置を、CTやMRI画像をベースに、三次元プリンタを用いて作成した。その結果、徒手で作成するより、短時間で正確にでき、さらには副作用の防護効果が高いことが証明された。 これによって、放射線治療を選択する患者が増え、舌癌治療後も高いQOLでの生活が可能になると考えられた。
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