研究課題/領域番号 |
17K11675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
高木 幸則 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (30295084)
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研究分担者 |
佐々木 美穂 長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (10437874)
中村 卓 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (30172406)
榮田 智 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (80325662)
角 美佐 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (90284702)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | シェーグレン症候群 / 唾液腺 / 超音波 / 重症度 / 口腔乾燥症 / 治療 / 診断基準 |
研究成果の概要 |
シェーグレン症候群(SS)唾液腺における超音波画像診断国際基準試案策定を行うために、過去の超音波(US)画像から、SS唾液腺特有のUS所見を抽出した。単変量解析および多変量解析を用い、その中から有効なUS所見の選別を行った。これを基に、SSの重症度予測モデル式を作成し、SS唾液腺であるProbabilityおよびRiskを算出した。最後に重症度によるカテゴリー化を行い、SS唾液腺の病期分類基準を策定した。 次いで、SS患者において、得られた重症度予測モデル式と治療効果との関連をretrospectiveおよびprospectiveに検証し、両者の間に強い関連を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、SSの国際的な診断、分類基準に画像検査は含まれていない。しかしながら、唾液腺USのSS診断における有用性の報告は近年飛躍的に増加している。ただし、その客観性には疑問が投げ掛けられており、国際的な標準化が強く望まれている。 本研究では、このようなUSの欠点を補うために、これまでよりも、より客観性、信頼性の高い、定量的な病期分類基準を提案し、さらにこの基準が口腔乾燥症治療の選択に役立てられることを示した。 今後、口腔乾燥症患者の診断に唾液腺USによる評価を導入し、その結果(重症度)に合わせた適切な治療法を選択することで、より効率的な治療効果が得られるようになると考えられる。
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