研究課題/領域番号 |
17K11682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
鍵谷 忠慶 岩手医科大学, 歯学部, 助教 (30405774)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | エクソソーム / microRNA / 細胞外小胞 / 破骨細胞 / 歯周病 / 炎症 / ナノ粒子 / リキッドバイオプシー / バイオマーカー / 骨吸収 / 免疫 |
研究成果の概要 |
エクソソームは細胞が分泌するナノ粒子で、その中にはmRNAやmicroRNAが存在する。本研究は、このエクソソームに注目し、これまで炎症性サイトカインやLPSを中心に議論されてきた歯周病の病態を、全く新しい視点から解明することを目的とする。歯周組織を構成する歯根膜細胞などのいくつかの細胞からエクソソームを回収して、RNAを抽出後に、次世代シーケンサーにてsmall RNA-seq解析を行ったところ、エクソソーム内には、細胞種によって特異的なmicroRNAが存在することが判った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、エクソソームの中には、mRNAやmicroRNAが存在して、これら核酸が「受け手の細胞」へ取り込まれて、実際に機能しているという「エクソソームの新規細胞間情報伝達物質としての働き」の報告が相次いでいる。本研究は、今後さらに検討するべき点があるが、その成果は、(1) 歯周病特異的・炎症特異的エクソソームを標的とした新らたな歯周病治療の道を開拓し、基礎となる考え方を確立すると期待され、(2) 血液、唾液、あるいは歯肉溝滲出液中のエクソソームによる新規歯周病診断マーカーの開発と新規診断基準の確立をも可能にする方向へ繋がると期待される。
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