研究課題/領域番号 |
17K11683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
早坂 純一 自治医科大学, 医学部, 助教 (90438664)
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研究分担者 |
勝又 明敏 朝日大学, 歯学部, 教授 (30195143)
伊藤 弘人 自治医科大学, 医学部, 客員研究員 (60306115)
森 良之 自治医科大学, 医学部, 教授 (70251296)
去川 俊二 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90324194)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | Resin frame法下顎骨再建システム / 下顎骨再建精度 / 画像解析 / 摂食嚥下機能 / 下顎骨3D実体モデル / 歯科口腔外科学 / 歯科放射線学 / 形成外科学 / Resin frame法下顎再建システム / 下顎骨再建システム / 手術シミュレーション / 顎関節再建 / Resin frame法 / 下顎骨再建 / 画像評価 / 手術シュミレーション |
研究成果の概要 |
下顎骨再建精度の定量的画像解析方法を確立し、Resin frame法による下顎再建を検証した。その結果、元来の形態との一致率は、欠損範囲に関わらずResin frame法の方が従来法よりも高いことが証明された。さらにrecipient siteとdonor siteのシミュレーションについて検討し、再建下顎骨のデザイン方法とdonor siteの骨切りガイドの開発にも成功した。術後追加治療の影響等により下顎骨再建精度と摂食嚥下機能の直接的な関連性の解明は困難であったが、下顎再建治療に伴う合併症が低下したことで早期の補綴治療と機能回復訓練が可能となり機能回復に間接的に好影響を与えると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年では海外企業との下顎再建手術シミュレーションも導入されているが、シミュレーションに長期間を要し高額なことや輸送に伴うリスクから悪性腫瘍症例への適応は困難である。Resin frame法下顎再建システムでは、シミュレーションは数日間で済み、再建精度にも優れ、医療費抑制もできる。本システムを導入し専門性の高い下顎再建手術の属人化の問題を解決し標準化することで、その技術・技能の継承が可能になることを期待できる。そして、口腔外科医や再建外科医だけでなく補綴や摂食嚥下リハビリテーションを担う歯科医師も術前から治療計画に参加し、各専門的治療を最大限に発揮できる医療チームの形成にもつながると考えられる。
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