研究課題/領域番号 |
17K11691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
梅村 直己 朝日大学, 歯学部, 講師 (80609107)
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研究分担者 |
大越 絵実加 青森大学, 薬学部, 准教授 (10287667)
足立 誠 朝日大学, 歯学部, 講師 (10468192)
近藤 信夫 朝日大学, 歯学部, 教授 (40202072)
高山 英次 朝日大学, 歯学部, 准教授 (70533446)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / 腫瘍関連マクロファージ / 骨髄由来免疫抑制細胞 / 腫瘍内浸潤マクロファージ / 口腔がん / がん幹細胞 / 薬剤耐性 |
研究成果の概要 |
骨髄由来免疫抑制細胞(MDSCs)と腫瘍関連マクロファージ(TAMs)は双方とも免疫能を抑制し結果腫瘍が増大すると考えられる重要な免疫抑制細胞群である。しかしながら、それらの細胞群が腫瘍の増大に伴いどのように相互作用し、腫瘍免疫を抑制しているのかは明らかでない。そこで我々は担癌マウスモデルにおいて腫瘍浸潤マクロファージと脾臓内MDSCsを比較するため、両細胞群に共通のCD11b+細胞を分取し、担がんマウス腫瘍内CD11b+細胞と脾臓内CD11bを腫瘍接種早期と後期にそれぞれ採取し、各々の細胞膜抗原と免疫抑制機能、細胞内代謝が代謝がどのように変化しているのかをメタボローム解析にて確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腫瘍の増大に伴う、主要な免疫抑制細胞である、骨髄由来免疫抑制細胞(MDSCs)と腫瘍関連マクロファージ(TAMs)の解析を詳細に行なった。 その結果、腫瘍増大に伴い細胞形態、細胞表面マーカーに大きな変化を認めなかったが、その一方で、TAMsの細胞内代謝では解糖系が更新し、メチオニン回路の亢進、グルタミン、グルタミン酸の蓄積が明らかになった。これにより、免疫抑制に関わるTAMsの腫瘍増大に伴う細胞内代謝変化を標的とした免疫治療の礎となることが期待できる。
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