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接着性と薬効を両立した革新的歯内療法用材料の創製と臨床応用に向けた橋渡し研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K11696
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

井上 哲  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (80184745)

研究分担者 阿部 薫明  北海道大学, 歯学研究院, 助教 (40374566)
吉田 靖弘  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (90281162)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード歯学 / リン酸化プルラン / 歯内療法 / 接着性 / 歯学リン酸化プルラン
研究成果の概要

う蝕が進行すると覆髄や根の治療が必要となるが成功率は低く、辺縁封鎖性と硬組織再生能を両立した材料の開発が急務であるため、我が国発世界初の体内埋植用吸収性接着材料のリン酸化プルランを主成分とした歯内療法用材料の開発を目指した。アパタイト系などの試験物は動物実験等で検討した結果、リン酸化プルランを主成分としたものが最も有効であった。さらにラットを使用し、直接覆髄に対する組織学的評価を行った結果、リン酸化プルラン配合MTAセメントが直接覆髄材として優れていることが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

リン酸化プルラン含有セメントはガンマ線滅菌が可能であること、製造過程において細菌内毒素の除去が可能であることから、製造コストがその他の体内埋植用製品と比較して低い。本邦ではすでに薬事認可を得ており、臨床試験の実施を開始しており、近い将来市販されることが期待される。
本材料はその硬組織への接着性や誘導能を持つことから直接覆髄後の感染を防ぎ、歯髄神経を保存する上で優れた材料となる可能性を有しているので、日本独自の全く新しい国際的競争力を持った直接覆髄材の開発へ繋げたい。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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