研究課題/領域番号 |
17K11702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
古本 達明 金沢大学, 設計製造技術研究所, 教授 (60432134)
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研究分担者 |
橋本 洋平 金沢大学, 機械工学系, 助教 (30456686)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 非う蝕性歯質欠損 / アブフラクション / 応力 / 摩耗 / 酸蝕 / 複合的作用 / 磨耗 / 歯学 / 非う蝕性欠損 |
研究成果の概要 |
非う蝕性歯質欠損の発生機序を解明するため,荷重負荷,摩耗,酸蝕を個々で作用させたときの歯質の変化,各因子を複合的に作用させたときの歯質の変化について実験的,数値力学的に検討した.その結果,摩耗や酸蝕が関与した歯質でも,荷重負荷で歯質の後退を再現することはできなかった.歯質の後退に最も影響を与える因子は摩耗であり,酸蝕もまた摩耗に影響を及ぼすことから,これらの複合的な作用が歯質の後退に寄与することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,非う蝕性歯質欠損の発生機序を解明することを目的とした.個々の成因に対して実験的かつ解析的にアプローチし,各要因が複合的に作用する環境下で検討した.その結果,非う蝕性歯質欠損の主要な因子は摩耗と酸蝕であることを示唆した.得られた結果は,患者に対する効果的な指導や予防法を提供する一助となり,今後ますますの増加が予測される歯頸部および歯根面部の治療に対して,最善な手技を提供することで新たな治療法の確立につながる.
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