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ミュータンス連鎖球菌の糖輸送関連遺伝子がう蝕の発症に与える影響について

研究課題

研究課題/領域番号 17K11707
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

木村 智子  徳島大学, 病院, 助教 (20581367)

研究分担者 篠原 千尋  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学系), 助教 (50332820)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード歯学 / 初期付着 / う蝕 / 細菌 / 遺伝子 / バイオフィルム
研究実績の概要

Streptococcus mutansの主な病原因子であるバイオフィルム形成ならびに酸産生には,スクロースが深く関与している。スクロース輸送機構の一つであるホスホエノールピルビン酸依存ホスホトランスフェラーゼ系(PEP-PTS)において,スクロースを菌体内に取り込むのに必須な酵素をコードするscrA遺伝子の役割を明らかにし,バイオフィルム形成をはじめとする他の病原因子との関係を解明していくことは,う蝕や歯髄炎の発症メカニズムを探るうえで重要である。そこで,scrA遺伝子が歯面への初期付着に影響を及ぼしているかをについて,口腔内に近似した環境を再現するために唾液コーティングしたハイドロキシアパタイト(HA)板を用いて検討を行った。
ヒト唾液を凍結後,60℃で処理してタンパク分解酵素等の酵素活性を失活させ,遠心し,上清を回収した。得られた上清を限外濾過し,これに滅菌したHA板を24時間浸漬して唾液コーティングを行った。
本実験には親株および遺伝子改変株を培養し,定常期の菌を用いた。この菌液を,HA板上に滴下して20分間静置した。その後,リン酸緩衝生理食塩水で洗浄し,HA板上に付着した菌体細胞をトリプシン含有生理食塩水を用いて回収した後,BHI培地に播種した。これを37℃,嫌気下で培養し,生育したコロニー数を測定することにより生菌数を算出した。なお,付着率は(20分後の生菌数/HA板へ加える前の生菌数)×100により求めた。
結果,scrA遺伝子改変株のHA板への初期付着率は,親株の約14%となり,有意に減少した。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2019-12-27  

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