研究課題/領域番号 |
17K11709
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
武川 大輔 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (10632664)
|
研究分担者 |
中西 正 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (00217770)
平尾 功治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (00581399)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 歯髄炎 / 象牙芽細胞 / 自然免疫 / インターフェロンγ / 歯髄細胞 / 歯学 / 免疫学 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
歯髄の最外層には象牙芽細胞が存在しており、歯髄炎においてこの象牙芽細胞が免疫学的に非常に重要な役割を果たしている可能性が高い。 本研究では、この象牙芽細胞に注目し、石灰化誘導培地を用いた条件下で培養した歯髄細胞を象牙芽細胞様細胞として用いることで、初期の可逆性歯髄炎における象牙芽細胞の自然免疫応答について検討を行い、歯髄炎においてインターフェロンγが象牙芽細胞における自然免疫に対して重要な役割を果たしていることを明らかにした。 歯髄炎における象牙芽細胞の役割が明らかにされることで、今後 歯髄炎の診断や新たな治療法に対しても応用が期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、可能な限り生活歯髄を保存しようとする機運が高まってきており、歯髄炎発症のメカニズムを解明することが重要な課題となっている。今回の研究で、我々は初期の歯髄炎においてインターフェロンγが象牙芽細胞における自然免疫に対して重要な役割を果たしていることを明らかにした。この研究により、歯髄炎の病態解明だけでなく、歯髄炎の診断や新たな歯髄保護材(覆髄材)の開発に対しても一石を投じることが期待される。
|