研究課題/領域番号 |
17K11733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
平田 恵理 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (10722019)
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研究分担者 |
横山 敦郎 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (20210627)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | インプラント / カーボンナノ物質 / チタン / マクロファージ / 骨再生 / 骨形成 / カーボンナノホーン / カーボンナノチューブ / 骨 / 生体材料 / 生体適合性 / カーボンナノマテリアル / 国際共同研究 |
研究成果の概要 |
CNHsを表面修飾したTi(CNH/Ti)を泳動電着によって作製することが可能となった.CNH/Tiは骨の形成を阻害することなく,初期の骨新生を促進した.また,CNH/Ti上のマクロファージはTi上のものと比較してDNAの転写,修復ならびに複製が下方制御されるとともに,炎症性サイトカインの発現が低下していた.Ti表面のCNHsは,マクロファージのDNAの転写,修復ならびに複製を制御し,炎症反応に影響を与えることが示唆された. また,局所埋入したSWNTの体内動態を観察したところ,他の臓器にほとんど移行せず,埋入部位に留まることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CNHsを表面修飾したTi(CNH/Ti)は,泳動電着によって簡便に作製することが可能となった.CNH/Tiは骨の形成を阻害することなく,初期の骨新生を促進した.CNHsををTiにコートしたCNH/Tiはマクロファージの炎症反応を制御することが明らかになった.また,CNTsの局所埋入から体内への分布はほとんど見られなかった.この特徴を用いて,安全で効果的なインプラントの新たな表面修飾法への応用が期待された.
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