研究課題/領域番号 |
17K11739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 明海大学 (2018-2019) 東北大学 (2017) |
研究代表者 |
三浦 賞子 明海大学, 歯学部, 准教授 (60431590)
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研究分担者 |
江草 宏 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30379078)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ジルコニア / CAD/CAM / モノリシック / クラウン / ブリッジ / 臨床研究 / 予後調査 / モノリシックジルコニア / リスクファクター / 前向き臨床研究 / 長期予後 / 咬合面形態 / 咬合接触 |
研究成果の概要 |
本研究では,モノリシックジルコニアクラウン治療の前向き臨床調査を行い,発生したトラブルおよび臨床的有用性の検討を行った.調査期間は、2014年4月から2018年7月までとした.3.5年の累積成功率と生存率を主要エンドポイントとして設定した.調査期間中,40個のモノリシックジルコニアクラウンが装着された.トラブルは4症例であった.カプラン・マイヤーによる3.5年の累積成功率と生存率はそれぞれ90.5%と92.8%であった. 本研究結果から,モノリシックジルコニアクラウンの臼歯部への適用には,咬合面クリアランスと対合歯の修復状態に細心の注意が必要であることを示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から,モノリシックジルコニアクラウンの臼歯部への適用には,咬合面クリアランスと対合歯が部分的に修復されているかどうかに細心の注意が必要であることが明らかとなった.咬合面クリアランスは,0.5 mmではクラウン破折の可能性が高いため,支台歯形成時には削除量を0.8 mm以上確保する必要があると考えられた.成功率と生存率は約90%と高いため,モノリシックジルコニアクラウンは,臼歯部の修復に効果的なメタルフリー材料による補綴歯科治療の選択肢となると考えられた.しかしながら,追跡期間が短いため,今後さらなるエビデンスの蓄積が必要である.
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