研究課題/領域番号 |
17K11749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
西川 悟郎 岡山大学, 歯学部, 博士研究員 (00172635)
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研究分担者 |
長岡 紀幸 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (70304326)
丸尾 幸憲 岡山大学, 大学病院, 講師 (60314697)
入江 正郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 非常勤研究員 (90105594)
皆木 省吾 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (80190693)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シランカップリング剤 / 蛍光タンパク / 蛍光顕微鏡 / 電子顕微鏡 / ハイブリッドレジン / 接着試験 / カップリング・モノマー / CAD/CAM / 接着強さ / サンドブラスト / 超音波洗浄 / CAD/CAMレジンブロック / レジンセメント / SEM / STEM / 接着 / 歯学 / 表面・界面物性 |
研究成果の概要 |
CAD/CAM冠の材料などに使用されるハイブリッドレジンは,接着に際しカップリングモノマーを塗布することによって化学的結合力の強化が図られる.カップリングモノマーの結合状態を評価する方法としては, XPSによる分析があるが,ハイブリッドレジンの場合,材料中にメタクリレート樹脂が存在するためにXPSによる評価は困難である.また材料には製品独自のフィラーなどが含まれるため,同一材料内であってもカップリングモノマーの結合が一様とは考えにくい. 本研究ではハイブリッドレジン上のシランカップリングされた領域を,蛍光タンパクを利用して可視化する技術を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本手法を用いることにより,シランカップリングされている部分を可視化することができ,カップリング領域の定量評価も可能となるものと考えられる.また,光-電子相関顕微鏡法(CLEM)を用いれば,蛍光像とSEM像を重ね合わせることが可能である.この評価法を用いれば,各修復材料の表面汚染などによるカップリング阻害状況の様態,あるいは材料間によるカップリング特性の評価も可能となり,これらの結果と接着試験結果との相関を検討することも可能であることから,多くの研究に対して有用な方法になるものと考えられる.
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