研究課題/領域番号 |
17K11756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
古橋 明大 九州大学, 大学病院, 助教 (60608975)
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研究分担者 |
鮎川 保則 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (50304697)
熱田 生 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (30423487)
古谷野 潔 九州大学, 歯学研究院, 教授 (50195872)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 幹細胞 / 三次元培養 / 3次元培養 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
本研究では幹細胞を用いた再生医療における細胞培養方法に着目した。細胞培養で3次元的な構造物を作製するうえでゲル中に細胞を播種する手法を用いた。 ゲル中で幹細胞を培養し、特定の条件で分化・誘導させることで人工的に唾液腺オルガノイド様の構造物を誘導することに成功した。ゲル中で培養した未分化の幹細胞を組織損傷モデル動物の生体内に移植したところ、幹細胞が組織損傷部位へ移動し、組織再生を促進させることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
失われた組織やその機能を回復させる再生医療は近年、大きな注目を集めている分野である。本研究ではその中で細胞培養手法に着目した。通常の細胞培養の際には、2次元的に細胞が増殖していくような手法を用いることが多い。この方法では細胞を縦方向に積層させることが難しく、3次元的な構造物を作製することは困難であった。そこで本研究ではゲル中に細胞を播種し、特殊な培養条件を用いることで唾液腺の特徴を示す3次元的な構造体を誘導することに成功した。このことは再生医療に向けた臓器再生へと繋がる知見であるといえる。
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