研究課題/領域番号 |
17K11763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
横山 紗和子 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (10431925)
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研究分担者 |
安部 友佳 昭和大学, 歯学部, 講師 (80614156)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 可撤性インプラント義歯 / Implant-assisted RPDs / IARPD / インプラント / Implant-assisted RPD / 患者立脚型アウトカム / OHIP / Implant assisted RPD / IA-RPD / 部分床義歯 |
研究成果の概要 |
患者(可撤性義歯装着者,可撤性インプラント義歯装着者,固定性インプラント義歯装着者)から,口腔関連QOLの指標となるOHIP-J (Oral Health Impact Profile 日本語版),臨床的アウトカムとなる臨床データの収集を行なった.可撤性義歯装着者における義歯新製希望は,潜在変数である『良好な口腔健康状態』に-0.154,『低い義歯のクオリティ』に0.503影響を受けることが示唆された.更に,可撤性インプラント義歯装着者では,固定性インプラント義歯装着者に匹敵する口腔関連QOLを示すことが示された.しかし,咀嚼に関連する項目では,固定性の方が優れることが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な義歯装着者の調査結果より,義歯製作をするかどうかという意思決定は,義歯のクオリティよりも口腔健康状態に大きく影響を受けること,また,可撤性インプラント義歯でも,固定性インプラント義歯に匹敵する口腔関連QOLが得られますが,咀嚼機能の点では固定性が優れることが明らかになりました.義歯制作にあたっては口腔健康状態の適切な評価を行う必要があること,また,咀嚼機能の大幅な改善を望む方には固定性インプラント義歯の適用が望まれるものの,可撤性インプラント義歯でも遜色ない結果が得られることから,その適用範囲は従来想定されていたよりも広いと考えられます.
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