研究課題/領域番号 |
17K11769
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
宮前 真 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (10340150)
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研究分担者 |
加藤 大輔 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (00367616)
尾澤 昌悟 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50323720)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 顎義歯 / 口腔インプラント / 咀嚼能力 / 歯学 |
研究成果の概要 |
顎骨欠損症例では,機能回復を図るため顎義歯の装着が必須となるが,その口腔内の状態から顎義歯の維持を求めることが困難とされる.今回,顎骨欠損に対してインプラント支台のオーバーデンチャーを装着した症例を経験した.その結果,装着したインプラントオーバーデンチャーは強固な維持を獲得し,患者の高い満足が得られた. また,系統的な文献検索を行って,下顎欠損患者にインプラント顎義歯製作後,機能評価を行った論文を抽出し,その効果と影響因子について比較検討した.その結果,下顎欠損患者へのインプラント顎義歯は,従来の顎義歯に比べ維持安定に優れ,咬合や咀嚼機能の回復に有用であることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顎骨欠損患者の場合,装着する顎義歯は極めて不安定となる場合が多い.一方で,歯の欠損部に対するインプラント治療は,その有効性が臨床的にも確認されている.しかし,現在,顎骨欠損患者におけるインプラント治療についてのエビデンスは確立しているとは言えない.そこで,実際に顎骨欠損患者に装着したインプラント顎義歯の咀嚼機能を測定し,その有効性を確認した. また,多くの顎骨欠損に対するインプラント治療に関する文献から調査を行い,インプラント支持型の顎義歯は,従来のものと比較すると,咀嚼機能の回復により効果的であることが確認された.これらの結果が,この種の治療の指標の一つとなることが期待される.
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