研究課題/領域番号 |
17K11783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
溝渕 啓 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 講師 (70314838)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 切りくず / 自己洗浄 / 酸化チタン / 光触媒反応 / 電気泳動現象 / 歯科用材料 / 表面粗さ / 光励起反応 / 本焼結体 / ジルコニアセラミック / ダイヤモンド砥粒 / 歯学 / 機械工作・生産工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,電気泳動現象を利用して補綴歯科用の円柱形状の研磨工具を簡便に作製した.この工具は酸化チタンの光触媒反応を利用している.加工中の切り屑が自己洗浄効果で工具への付着を抑制される.工具を構成する含有物の配合と電気泳動条件を調べるために,試行錯誤の実験を行った.作製した研磨バーで本焼結体のジルコニア板を研磨し,研磨性能を調査した.切り屑の付着は抑制され,工作物の表面粗さは小さくなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,補綴歯科用材料への加工を対象とし,長工具寿命の新規工具の開発を目的とする.歯科分野における歯科治療は高度化し,材料には高付加価値材料が用いられている.これらの材料への加工は難しく,加工コスト,加工精度および加工能率は低いままと察する.また,高齢者の増加,新興国の所得向上が進むなか,ヘルスケア意識の高まりを考えれば,この分野の今後の市場拡大は確実である.本研究の成果は,国内外の関連分野の研究に貴重な資料になると考える.
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