研究課題/領域番号 |
17K11786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
飯田 崇 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (50453882)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 咬筋 / 定量的感覚検査 / 関連痛 / 筋・筋膜痛 / 筋痛 / 定量的感覚検査法 / ブラキシズム / 咀嚼筋 / 機能的磁気共鳴装置 |
研究成果の概要 |
咬筋筋・筋膜痛の様相を解明することを目的とし,咬筋筋・筋膜痛を有さない健常被験者に生じる咬筋の圧痛が咬筋上の皮膚における体性感覚へ及ぼす影響を検討した。被験者は無痛最大開口量40mm以上,開口時に痛みを認めない44名とした。全被験者の右側咬筋中央部に手動式皮膚痛覚計にて1.0kgの機械的荷重を加え,被験者を咬筋の圧痛を認める群と認めない群に分類した。右側咬筋上の皮膚と右側第一背側骨間筋上の皮膚(対照部位)を測定部位として定量的感覚検査を行い2群間を比較、検討した。以上の検討より咬筋の圧痛の有無は深部の咬筋・咬筋筋膜における感覚の変化と咬筋上の皮膚における知覚の歪みに関与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔顔面領域における慢性疼痛は診断が困難であり,治療期間が長期化する傾向にある。特に咀嚼筋の筋・筋膜痛は開口障害のみならず,関連痛として歯痛や口腔顔面領域の疼痛を引き起こし慎重な対応が必要となる。しかしながら,咀嚼筋の筋・筋膜痛が関連痛を誘発するメカニズムは解明されていない。本研究の最終的な目的は口腔顔面領域における慢性疼痛に対する治療の確立するための咬筋筋・筋膜痛の様相を解明を目指して咬筋筋・筋膜痛を有さない健常被験者に生じる咬筋の圧痛が咬筋上の皮膚における体性感覚へ及ぼす影響を検討した。
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