研究課題/領域番号 |
17K11802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
土屋 周平 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (20569785)
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研究分担者 |
黒田 健介 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 准教授 (00283408)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | オッセオインテグレーション / コンドロイチン4硫酸 / 骨髄由来間葉系幹細胞 / プロテオグリカン / 骨芽細胞 / 歯科インプラント / インプラント / 糖鎖 / 歯学 / タンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究ではC4ST-1がチタン上の骨形成に与える影響を調べた。C4ST-1はチタン板上で1、2週間培養した骨髄間葉系幹細胞(BMSC)の細胞増殖能および骨形成能に影響を与えなかった。一方、C4ST-1はチタン上のプロテオグリカン層は面積を減らした。また、C4ST-1はBMSCが分泌する成長因子を変化させ、その成長因子はマクロファージを組織修復作用を有するM2型マクロファージの遺伝子発現を上昇させた。 以上の結果から、C4ST-1は骨とチタンの間にあるプロテオグリカン層の形成に重要な役割を果たし、チタン周囲の間葉系幹細胞およびマクロファージの免疫寛容能に影響を与えることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、チタン上に形成されるプロテオグリカン層の機能の1つを明らかにしたことである。これは、歯科インプラント学の最重要事項であるオッセオインテグレーションの基本原理の一部を解明することができた。 本研究の重要性は、生体材料の周囲で引き起こされている生物学的な反応を明らかにすることによって、チタンのみではなく、臨床で使われている生体材料の安全性および効能効果の評価項目に応用することができる。
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