研究課題/領域番号 |
17K11815
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
|
研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
早川 徹 鶴見大学, 歯学部, 教授 (40172994)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | チタンインプラント / オッセオインテグレーション / 水晶発振子マイクロバランス / タンパク質吸着 / フィブロネクチン / アルブミン / カルシウムイオン / 2段階吸着 / QCM / タンパク質 / QCM / 再生医学 / 歯科用インプラント / チタン / 水晶発振子マイクロバランス法 |
研究成果の概要 |
歯科治療において,チタン(Ti)インプラントは顎骨と結合することによって機能している.顎骨と結合するためには,まずTiへのタンパク質の吸着が重要である.本研究では,微量なタンパク質の吸着挙動をその場で観察できる水晶発振子マイクロバランス(QCM)法を用いてタンパク質のTiに対する吸着を検討した.その結果,カルシウムイオンによる修飾がTiに対するタンパク質の吸着を高めること,および異なったタンパク質の2段階吸着において吸着順序によってTiへの吸着挙動が異なることが判明した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Tiインプラントの顎骨との結合,いわゆるオッセオインテグレーション獲得のメカニズムを理解するために,生体内を模倣した状態でのタンパク質の吸着という観点から検討を試みた.その結果,タンパク質吸着に関する新たな知見が得られ,オッセオインテグレーション獲得のメカニズムに関して貴重な示唆を得ることができた.さらに,歯科用Tiインプラント表面の特性についてより詳細に明らかにすることができ,新たな歯科用Tiインプラント表面の創製に繋がることが期待できる.
|