研究課題/領域番号 |
17K11818
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
梅田 誠 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (90193937)
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研究分担者 |
田口 洋一郎 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (60434792)
楠本 哲次 大阪歯科大学, 医療保健学部, 教授 (70186394)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 糖尿病 / インプラント周囲炎 / ペリオドンタルメディシン / 硬組織再生 / LED / グルコース / チタン |
研究成果の概要 |
申請者らはインプラント周囲組織の再生を見据え,LED照射のヒト骨髄間葉細胞(BMMC)の増殖能や硬組織分化能への影響を検討した.高出力赤色LEDはBMMCの増殖と硬組織分化を促進しWnt/beta-catenin経路を介することが認められ,骨再生の新たな医療デバイスとして有効と示唆される. 抗酸化剤のビタミンE(VE)は様々な代謝システムに関与しているが、2型糖尿病(DM)由来BMMCへのVEの影響の報告は少ない.異なるVE濃度でBMMCの増殖、H2O2活性および炎症性サイトカイン産生について測定し,alpha-トコフェロールの欠乏はDM患者などの硬組織修復に役立つ可能性について示唆される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の骨結合型インプラントは初めての症例が行われて約50年が経過している.そのなかで糖尿病を中心とした生活習慣病も今般の食生活の変化に応じて多くの患者が罹患されている.そのような患者がインプラントを過去に埋入されて悪化した症例や,その全身疾患のためにインプラント補綴が不可能な症例が散見されている. 申請者らは双方向的な関係を有するペリオドンタルメディシンの一つである糖尿病において硬組織再生治療に及ぼす影響について調べた.その結果,糖尿病患者に対する悪影響を最小限にしオッセオインテグレーションの獲得がより堅固なものとなり, インプラント治療の適応範囲が拡大されることを期待する.
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